10月4日に公認スポーツ栄養士の佐藤郁子様をお迎えして、部活動指導者向けに「成長期のスポーツ栄養」オンラインセミナーを開催しました。

開催前に参加予定の部活動顧問の先生から「ぜひ生徒にも聴かせたいので参加させてもいいですか？」との問い合わせがあったので、指導者に加え高校生１０名以上も参加しての開催となりました。

佐藤先生は、多くのアスリートやチームをサポートしている方なので、事例を交えてとても分かりやすくスポーツ栄養について解説してくれました。

今回の内容で私が印象に残っているのは、「部活動の朝練は本当に必要か？」という先生の言葉でした。

朝練をやることで生徒は早起きをすることになりますが、それによって睡眠時間が削られたり、朝食をしっかり取らなかったり、朝練後に疲れたりお腹が空いて授業中に寝てしまったり、デメリットが多くあります。

朝練をやるなら練習に必要なエネルギーを朝食でしっかり取り、練習後は使ったエネルギーをすぐに捕食で補う必要があります。もし、学校で朝練後に捕食が許されないなら朝練はやるべきではない、とおっしゃっていました。

３０分〜1時間程度の朝練は、本当に生徒のためなのか？先生がやらせたいだけではないのか？

指導者がしっかりと生徒のための練習環境を整え、負担にならないようにしてあげることが必要だと思いました。

今回は、部活動指導者向けのセミナーでしたが、内容は選手、保護者にも聞いてほしいものなので、近いうちにまた開催できればと考えています。